市販車の車だったら必ず、またルマンなどの耐久レースのレーシングカーにもヘッドライトやストップランプがありますが、模型のスロットカーでもライトアップすることができます。ブラシからの電気を使った簡単な方式でヘッドライトもストップランプも点灯させてみましょう。 |
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★ヘッドライトを点けよう!★
ナイトレースを見たことある方もいると思いますが、ヘッドライト部分に豆球を付けてヘッドライトをつけて走らせてみたいと思った方はけっこういると思います。これはけっこう簡単につけられるもので、サーキットでもそのパーツが買えるところがあります。 配線は至って簡単でブラシから直に電気を引っ張ってくるかモーターのところから分岐して持ってくるという方法があります。電球は12ボルトのものを使うのが主流ですが、8ボルトを使ったり、6ボルトを使えたり、その辺は各自テストをしてください。 ライトスイッチをつけてライトのオンオフをできるようにすると言う方法もあります。できるだけ小さいスイッチをボディーのサイドや裏に取り付けて、ナイト走行時だけにライトをつけると言うことです。ブラシから電気をもらっている関係でどうしてもラップタイムが落ちてしまう事があるので、その辺を嫌ってスイッチをつけるということでもあります。 |
走っている姿はまさにナイトレースの雰囲気で、とてもかっこいいのです。ナイト走行時はサーキットの部屋の電気を消して、車のライトだけで走行するというレース方式が一般的でまさに夜間走行そのものです。その時はやはり車の挙動が見えないので、ラップタイムは落ちますが、だんだん慣れてくるとラップタイムの落ち込みも少なくなってきます。
ギスラでもグループCカーによるナイトレースをおこないました。ナイトになると突然速くなる人や、電気系統のトラブルでずっとピットに入りっぱなしという方などいろんなドラマが生まれました。 |
ナイトレース用ライト点灯配線図
前後各2灯、計4灯に12VEを長洲配線です。12Vの麦球を使います。多少コードが入り乱れますが、どれか1灯の球切れや接触不良でも他の電球に影響がでにくい配線です。耐久レースなどには絶対これがお勧めです。 |
コース電源の12Vを全4灯で割り、3Vの麦球を使い、3V×2灯=12Vの配線です。配線のとなりどうし輪になるように繋げ、最後の両端をモーターコードのところへ配線するのでコードの取り回しは楽ですが、一カ所の断線ですべてのライトが消えます。断線、球切れの箇所を見つけるのは大変です。 |
コース電源は12Vです。どのサーキットでも実車のトラックなどの大型バッテリーで電気を供給しています。家庭用100V交流コンセントから直流12Vに換えて供給した方が簡単に思えますが、それだと電流だか電圧が安定しないらしいのです。 とにかく、自動車用バッテリーですから12Vです。(大型車は24Vですが12Vのバッテリーを2個直列にしているからです)そこで、スロットカーのライトも12Vの麦球を使います。図1の配線がそれです。図2のように4灯を3Vにして直列配線で12Vを分けたり、前後2系統で6Vの電球を使ったり、1、5Vの電球6個直列でもOKですが、レースでは前後最低1灯の確保が義務ですから、1灯切れれば全てパァの直列はお勧め出来ません。(経験者談) 又、松尾さんの経験上、ある特定の定格6Vの電球に12Vを流しても問題無いとの事ですが、異状に明るくチョットはらはらものです。12Vにしておいた方が無難でしょう。 スイッチは基本的に1系統2端子(3端子が多い)のなるべく小さなスライドスイッチが良いでしょう。走行時常時点灯で良ければスイッチは入れなくてもOKです。 モーターからの配線の間に入れるコネクターはボディとシャシーを外した時にメンテしやすく分離させる為の物です。長いコードが可動部に干渉しないよう気をつければ使わなくてもOKです。 LED(発光ダイオード)を使う場合は、最近かなり性能の良い製品が出ており、ちょっと高価ですが無色の物も在ります。しかし指向性が強く、”超高輝度”と云われる物でも正面から外れるとほとんど見えなくなってしまいます。テールランプに使うにはLED本来の赤色の物は優れています。定格入力は通常2〜3Vで超高輝度タイプには4V位の物も在りますが、抵抗を入れて2〜3Vに落とさなければ使えません。12Vからですから9〜10V落とすわけです。約50Ωで1V落ちますから450〜500Ωの抵抗を使います。きっちりと100、150、200Ω・・・と云う抵抗は無いので半端な470Ωあたりで良いでしょう。 解説:竹脇隆 |
尚、基本的な12Vの麦球とコネクターはSRP及びさかつうにて購入できます。それ以外の識別灯や認識灯などは発光ダイオードなど各自工夫して取り付けて下さい
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今度はストップランプをブラシの電源を利用して点けようというものです。いまはなき新宿アリゾナサーキットなどで限定製品として販売されていたりしましたが、下の配線図どうりに組み立てれば誰でもストップランプを点灯させることができます。 コントローラーを放すとブレーキかかり、ストップランプ用の発光ダイオードが点灯してあたかもブレーキランプのようになり、またコントローラーを握るとストップランプが消えて加速します。ボタン電池などを車に積んで水銀スイッチなどで点灯させるというような方法もありますが、ブラシ供給の電源ですので、一度組んでしまえば途中でバッテリー交換の必要もないし、マニアックなもので人に自慢できると思います。 |
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回路図:小原模型工房
ストップランプ製作はスロットリンクのところでも紹介している小原模型工房さんのところに詳しい作り方のページがありますからそちらをご覧ください。 |
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小原模型工房 このストップランプのページは http://www1.odn.ne.jp/‾cab35580/tec/tec-stop.htm |
尚、このソースはスロットリンクでも紹介している、札幌在住のNAOさんのものらしく、NAOさんのホームページには他にも色々な配線図がアップされる予定ですが、ただ今工事中らしく完成されたらまた直接すぐにリンクを貼ろうと思っています。 |
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NAO 魚谷 直人(札幌) n-uotani@ma3.justnet.ne.jp RXP02510@niftyserve.or.jp |